特定原産地証明書の電子発給開始 タイとRCEP
従来、日本商工会議所における特定原産地証明書の発給は、紙面で行っておりましたが、日タイEPA及び、RCEP協定では、PDFによる電子発給が開始されました。
税関へはPDFファイルで提出することが可能となり、税関から紙面による提出を求められる場合には、PDFファイルをカラー印刷して提出すればよく、紙面に比べ大幅な効率UPが期待されます。
また、日本商工会議所へ特定原産地証明書を取りに行ったり、郵送してもらったりする手間も大幅に削減されます!
そして紙面での発給の場合、特定原産地証明書よりも製品の方が早く届いてしまう場合があるのではないでしょうか?
特に緊急でエアー出荷する場合などは、現地の通関時に特定原産地証明書がまだ届いていないなどあるのではないでしょうか?
その点、PDF発給ではメールに添付して、輸入者に送付してあげれば、現地の通関時に特定原産地証明書が届いていないということも無くなります!
特定原産地証明書を電子化することで、現地にEMSなどで送付する手間もなくなりますし、発給までのリードタイムが早くなるため、良いこと尽くめです。
日タイEPAやRCEP協定以外のEPAでも、紙面を廃止し、全て電子化してもらいたいものですね・・・。