違法輸出をしたらどうなるか?

安全保障貿易管理での違法輸出は、我が国や世界の平和を脅かすばかりではなく、企業の存続をも脅かす可能性があり、非常に重い責任と厳格な管理を必要とします。

 

規制対象となる貨物の輸出や技術の提供を無許可で行った場合、どのような罰則があるのか見ていきましょう。

 

まずは行政制裁として、懲役や罰金があります。
悪質な違法輸出の場合、10年以下の懲役や最大10億円以下の罰金を科される可能性があります。

<刑事罰>

最大で
・10年以下の懲役
・10億円以下の罰金(法人の場合)
・3千万円以下の罰金(個人の場合)
ただし、当該違反行為の目的物の価格の5倍が上記罰金額を超える場合、当該価格の5倍以下の罰金。

 

そして、刑事罰だけではなく行政制裁も科される場合があります。

 

<行政制裁>

・3年以内の、物の輸出・技術の提供の禁止
・別会社の担当役員等への就任禁止

例えば、輸出を行っている企業が3年間輸出を禁止されたら、どうなるでしょうか?
企業として存続するのは大変苦しくなりますよね。
違法輸出を行うと、最悪の場合、輸出禁止措置もあるのです!

 

また違法輸出を行ったことにより、上記の刑事罰や行政制裁ばかりでなく、マスコミでの報道による企業イメージの悪化、株主代表訴訟などなど、様々な影響が考えられます。

 

違法輸出すると、全てが刑事罰や行政制裁を科されるわけではありませんが、一歩間違うと非常に思い罰が与えられてしまう可能性があるのです。

 

このようにならない為にも、まずは安全保障貿易管理の重要性を認識することが重要です。

 

そして、しっかりと法令を理解し、複数人で確認する体制を整えることが重要です。

 

知らなかったや、確認漏れがあったは通用しないのです!

 

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