関税の種類について
日本の関税の種類は下記5種類あります。
税率は原則として、①EPA税率＆特恵税率、②WTO協定税率、③暫定税率、④基本税率の順に優先して適用されます。ただし、EPA税率及び特恵税率は対象となる国の原産品であるなどの条件を満たす場合に限られ、協定税率は、それが暫定税率又は基本税率よりも低い場合に適用されます。
何もしない場合、ほとんどのはWTO協定税率が適用されますが、経済連携協定（EPA）を結んでいる国と輸出入を行う場合は、特定原産地証明書を税関に提出することにより、最も有利なEPA税率が適用できる可能性があります。
ぜひ確認してみてください。
基本税率
すべての輸入品に定められる最も基本的な税率
暫定税率
一定の政策上の必要性等から、基本税率を暫定的に修正するため、一定期間に限り適用される税率
WTO協定税率
WTO加盟国・地域に適用される税率
特恵税率
一定の発展途上国（特恵受益国）を原産地とする特定物品につき適用される税率
EPA税率
EPA協定国・地域に適用される税率
